こちらのマンガとイラストは理化学研究所の榎戸輝揚さんの研究グループからご依頼いただいて、プレスリリース用に描かせていただいたものです。

credit:ひっぐすたん

地球から6500光年離れたところで高速で自転している中性子星「かにパルサー」。そこから「巨大電波パルス」と呼ばれる周期的にすごく強い電波が飛んでくるときには、実は一緒にX線も強くなっていたということを、国際宇宙ステーションに設置されているX線望遠鏡NICERと日本の臼田宇宙空間観測所の64 m電波望遠鏡鹿島宇宙技術センターの34 m電波望遠鏡が発見したよ!というリリースです。

今回の発見が「巨大電波パルス」がどのようにして起こっているのかを解明するのにつがるかもしれませんし、似たような現象の「高速電波バースト」と呼ばれる突発的にとっても強い電波が飛んでくる現象の解明につながるかもしれません。

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ちなみに鹿島34 m電波望遠鏡は2019年の台風で大きな被害を受けてしまい、すでに運用を終了してしまっています。今回の発見は、最後に残した大きな成果の一つになりそうです。

詳細は理化学研究所のプレスリリースがこちらにありますので、ぜひぜひ読んでみてください。

https://www.riken.jp/press/2021/20210409_1/

こちらがリリースのもとになっている論文、英語です。

https://arxiv.org/abs/2104.03492

En ver.

credit : higgstan.com
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