千葉大学で来月に行われるAMONワークショップのポスターを作らせていただきました!
…AMONってなんでしょうか?

AMONAstrophysical Multimessenger Observatory Networkの略称とのこと。直訳しちゃうと天体物理学マルチメッセンジャー観測装置ネットワークみたいな感じでしょうか。
これは世界にあるたくさんの観測施設のどこかで捕まえた宇宙からの信号をAMONと呼ばれるネットワークに集めて、同じ方向で信号が観測されていないかを確認するというものだそうです。観測装置で捕まえた宇宙からの信号には、「これはすごいだろー!」みたいな自信たっぷりのものから「これって本当に宇宙からの信号なのかな…?」みたいな微妙なものまでいろいろあります。このそれぞれをネットワークで確認することによって、今まででは気づくことのできなかった宇宙からの信号を知ることができるようになるのです。

今回はそんなAMONのワークショップの6回目になるそうですが、アジア地域での開催は初めてということ。日本やアジア・太平洋地域にも力を入れていくよ!っという意気込みが感じられます。

そういうAMONのワークショップのポスターですので、一昨年のマルチメッセンジャー天文学のビックイベント、 IceCube-170922Aがイラストの基本になっています。

[blogcard url=”https://higgstan.com/icecube170922a/”]

南極にいるIceCubeさんが観測したニュートリノによる信号を、宇宙にいるFermiさん、カナリア諸島にいるMAGICさん、ハワイにいるすばる望遠鏡さんがそれぞれ観測しています。

光、宇宙線、ニュートリノ、重力波を同時に使って宇宙を見渡すマルチメッセンジャー天文学は今とっても熱いジャンルです、これからもまだまだ目が離せませんね。


AMONワークショップのwebサイトはこちら(英語です)
http://www.icehap.chiba-u.jp/amon2019/

AMONのwebサイトはこちら(こっちも英語です)
http://www.amon.psu.edu/